創設者の理念 Philosophy

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創設者の理念 Philosophy

三好正之

阿知須共立病院の創設者(初代院長)、医学博士、元阿知須町長

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おお先生とは

町内や近隣の地域では「共立病院のおお(大)先生」で通っています。軍医としてニューギニアに従軍し、何度も死線をさまよった悲惨な体験から、復員後は住民の暮らしに寄り添い、地域医療の発展に努めました。

これからの高齢化社会の到来を予見し、小さな阿知須のまちにも当時はまだ珍しかった特別養護老人ホームが必ず必要になるという想いで、昭和54年に白松苑を設立しました。

当初特別養護老人ホーム「白松苑」の建設にあたっては、当時の福祉に対する偏見もあり困難を極めました。けれども決してあきらめず、粘り強く関係者の説得を続けた結果その想いは結実します。

後の『阿知須町史』(公式記録)に、白松苑の設立は「三好の決意」とまで記述されるほどの強い信念は、設立の翌年に行われた阿知須町長選挙で、投票率96%、得票率73%という大差で現職町長を破り、圧倒的多数の町民の指示を得ました。

平成5年にはご結婚間もない天皇・皇后両陛下(当時皇太子、同妃両殿下)が行幸で白松苑に訪問され、小さな町は大いに華やぎました。

合併し山口市となってからも、創設者「おお先生」の地域住民の幸せを心から願う想いは「白松苑」のスタッフ一人ひとりの心に脈々と流れ、心の通う福祉サービスの提供に努めています。

「どんなに苦しいことが起ころうとも
戦争で体験した事柄に比べればそんなのは取るに足らない。
いまの高齢者は、
戦中戦後を塗炭(とたん)の苦しみをなめながら必死に生きてきた人たちだ。
このひとたちに人生の終わりを豊かに過ごしてもらうのが私のつとめじゃ」

書籍のご紹介

―戦場の聴診器―book.jpg

ニューギニア戦で6回死んで90歳、「おお先生」は今日も走る

2008/9/15
中田 整一 (著)

 

出演番組のご紹介

―おお先生の戦争体験談―

NHK 戦争証言アーカイブス  「苦しみを消すモルヒネ」全11編(約48分)

※リンク先のページから「三好正之」または「みよし」で検索してください

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